ChatGPTを、
質問すると答えてくれるAI
としてだけ使っているなら、ちょっともったいないかもしれません。
ChatGPTには、指定した日時や周期でタスクを実行できるスケジュール機能があります。
例えばチャットで、
毎朝7時に、WEB制作に関する最新ニュースを調べて重要なものだけ教えて。
と頼む。
あるいは、
毎週金曜日に、AI関連の重要なニュースをまとめて。
と頼む。
こんな感じで、指定したスケジュールに沿ってChatGPTにタスクを実行させることができます。
面白いのは、単なる「○時になったら教えて」というリマインダーだけではなく、情報収集や調査、整理などの作業自体を定期的に頼めることです。
しかも、複雑な自動化ツールの設定画面を触らなくても、基本的にはいつものChatGPTとの会話で指示できます。
これ、使い方を考えるとかなりいろいろな仕事に使えそうです。
今回はChatGPTのスケジュール機能について、できることや仕事での活用方法を紹介します。
- ChatGPTのスケジュール機能とは?
- ChatGPTのタスク機能は2025年から始まっている
- 一番便利なのは「チャットで頼むだけ」で設定できること
- 例えば毎朝の情報収集を自動化できる
- 複数のタスクを設定すれば仕事の流れも作れる
- ChatGPTのスケジュール機能で何を自動化できる?
- 「未来の自分がChatGPTへ頼むこと」は自動化候補
- スケジュールの変更もチャットで頼める
- ChatGPTを開いていなくてもタスクを実行できる
- ChatGPTだけで何でも完全自動化できるわけではない
- AIが作ったものは最後に人間が確認した方がいい
- ChatGPTの使い方が「質問」から「仕事を任せる」に変わってきた
- まずは小さな定期作業から試すのがおすすめ
- まとめ|「毎朝これやって」とChatGPTに頼める時代になった
ChatGPTのスケジュール機能とは?
ChatGPTのスケジュール機能は、指定した日時や周期でChatGPTにタスクを実行させる機能です。
例えば、
- 明日の指定時間にリマインドする
- 毎朝決まった時間に情報をまとめる
- 毎週決まった曜日に調査する
- 定期的に特定の情報を確認する
といった使い方ができます。
単発のタスクだけではなく、毎日・毎週といった繰り返しのスケジュールを設定できるのがポイントです。
「未来の自分がまたChatGPTを開いて同じ質問をする」のであれば、その作業はスケジュール化できる可能性があります。
ChatGPTのタスク機能は2025年から始まっている
ChatGPTのタスク機能自体は、2026年になって突然登場したものではありません。
OpenAIは2025年1月に、ChatGPTで将来実行するタスクや繰り返し実行するタスクを設定できる機能をベータ版として発表しています。
その後もChatGPT自体の機能やタスク周辺の仕組みはアップデートされています。
ChatGPTは「その場で質問して答えてもらうもの」だけではなく、未来の時間を指定して仕事を頼めるようになっています。
この違いは、仕事で使うことを考えるとかなり大きいと思います。
一番便利なのは「チャットで頼むだけ」で設定できること
個人的に一番面白いと思うのはここです。
一般的な自動化ツールの場合、
- トリガーを設定する
- 実行日時を設定する
- アクションを設定する
- 条件を設定する
- 外部サービスを連携する
など、ワークフローを組む必要があります。
もちろん、本格的な業務自動化なら専用の自動化ツールやシステムの方が向いているケースもあります。
しかしChatGPTのスケジュール機能は、かなり自然な言葉で指示できます。
「毎朝8時にこれをやって」
「毎週金曜日に調べて」
「明日の10時に思い出させて」
普段ChatGPTへ質問しているのとほとんど変わりません。
チャットに指示するだけでスケジュールを設定できる。
ここが、普段自動化ツールを使わない人にも使いやすい理由だと思います。
例えば毎朝の情報収集を自動化できる
仕事でかなり使いやすそうなのが、定期的な情報収集です。
例えばWEB制作の仕事をしているなら、
毎朝8時に、WEB制作・WordPress・SEO・AIについて重要なニュースを調べて、仕事に影響しそうなものだけまとめて。
といった使い方が考えられます。
毎朝、自分で複数のニュースサイトを確認したり、検索したりする作業を減らせます。
さらに、ただニュースを並べるのではなく、
- WEB制作会社への影響
- クライアントサイトで対応が必要か
- 重要度
- 今すぐ確認すべきもの
など、自分が欲しい形に整理するよう指示しておくこともできます。
「情報を集める」だけではなく、「何を基準に選んで、どう整理するか」まで指示するのがポイントです。
複数のタスクを設定すれば仕事の流れも作れる
スケジュール機能は、1つの作業だけに使う必要はありません。
用途ごとに複数のタスクを設定すれば、簡単な作業フローのような使い方も考えられます。
例えば、
7:00 WEB・AIの最新情報を調査
12:00 ブログやSNSに使えそうなネタを提案
18:00 競合サービスや業界情報をチェック
毎週金曜日 1週間の重要情報をまとめる
といった組み合わせです。
ほかにも仕事によって、
- 朝に業界ニュースを収集する
- 定期的に競合サービスを調査する
- 毎週レポートを作成する
- 決まった曜日にアイデアを整理する
- 忘れたくない作業をリマインドする
など、さまざまな使い方が考えられます。
ポイントは「決まった時間に通知してもらう」だけではなく、「決まった時間にChatGPTへ仕事を頼んでおく」と考えることです。
ChatGPTのスケジュール機能で何を自動化できる?
具体的に仕事で使えそうなものを考えてみます。
1.ニュースや最新情報の収集
まず相性がいいのが、定期的な情報収集です。
毎朝、AI・WEB制作・SEOに関係する重要ニュースを調べて、仕事に影響しそうなものだけまとめて。
このように設定しておけば、毎回自分から同じ指示を入力する必要がなくなります。
AI、SEO、WEBサービスなど変化の速い業界では特に使いやすそうです。
2.ブログやSNSのネタ探し
コンテンツを継続的に発信している人なら、ネタ探しにも使えます。
毎週月曜日に、WEB制作について検索需要や話題性が期待できそうな記事ネタを10個提案して。
といった使い方です。
記事そのものを作らせなくても、情報収集やアイデア出しといった前工程だけ自動化するだけでも便利です。
3.定期レポートを作る
毎週・毎月確認している情報があるなら、スケジュール機能との相性は良いでしょう。
例えば、
- 業界ニュースの週間まとめ
- 競合サービスの変更確認
- 新しいAIツールの情報
- SEO関連の最新情報
- 制度や補助金に関する最新情報
などです。
毎回同じ条件で情報を集めているなら、定期タスクにしてしまった方が楽です。
4.サービスや料金の変更をチェックする
WEB制作をしていると、さまざまなサービスを利用します。
レンタルサーバー、ECサービス、WordPress関連サービス、AIツール、広告サービスなどです。
こうしたサービスは料金や仕様が変更されることがあります。
利用しているサービスについて重要な料金変更や仕様変更がないか定期的に確認して。
という使い方も考えられます。
自分で「そろそろ確認しないとな」と覚えておく必要がある仕事は、スケジュール機能との相性がいいです。
5.リマインダーとして使う
もちろん普通のリマインダーとしても使えます。
明日の10時に○○へ連絡するのを思い出させて。
あるいは、
毎月25日に請求書の確認を思い出させて。
といった使い方です。
リマインダーだけなら他のアプリでもできますが、ChatGPTの場合はそのまま関連する相談や作業につなげられるのが便利なところです。
6.毎週の振り返りに使う
情報収集だけではありません。
毎週金曜日に、今週の仕事を振り返るための質問を5つ出して。
という使い方もできます。
例えば、
- 今週一番時間を使った仕事は何か
- 利益につながった仕事は何か
- 無駄だった作業はなかったか
- 来週やめるべきことは何か
- 来週優先する仕事は何か
といった振り返りを習慣化できます。
「未来の自分がChatGPTへ頼むこと」は自動化候補
スケジュール機能の使い道を考えるなら、かなり分かりやすい基準があります。
「未来の自分が、またChatGPTを開いて同じような指示をするだろうか?」
YESなら、スケジュール化できないか考えてみる。
例えば毎週月曜日に、
今週チェックしておくべきWEB業界のニュースを調べて。
と入力しているなら、最初から毎週月曜日に実行するよう設定しておけばいい。
毎月、
最近のSEO関連の重要な変更をまとめて。
と聞いているなら、それも候補です。
「定期的にやっている仕事」だけではなく、「定期的にChatGPTへ聞いていること」を探すのがコツです。
スケジュールの変更もチャットで頼める
一度設定したタスクを変更したくなることもあります。
そんなときも、
毎朝8時じゃなくて7時に変更して。
あるいは、
毎日ではなく平日だけに変更して。
といった形で変更を依頼できます。
つまり、
作る → チャット
変更する → チャット
停止する → チャット
という使い方ができます。
複雑な設定画面を覚えるより、やりたいことをそのまま伝えられるのはかなり楽です。
ChatGPTを開いていなくてもタスクを実行できる
スケジュール機能は、
○時になったからChatGPTを開いてください。
というだけのものではありません。
設定したスケジュールに基づいてタスクが実行され、結果をあとから確認できます。
通知設定などによっては、タスクの結果を通知で受け取ることもできます。
そのため、例えば、
朝仕事を始めたら、必要な情報がすでに整理されている。
という使い方も考えられます。
ChatGPTだけで何でも完全自動化できるわけではない
ここは注意が必要です。
スケジュール機能が便利だからといって、世の中のあらゆる仕事をChatGPTだけで完全自動化できるわけではありません。
例えば、
- 外部サービスへの複雑な操作
- 専門システムとの連携
- 大量データを使った処理
- 厳密な業務フロー
- 人間による最終判断が必要な仕事
などは、別のツールやシステムが必要になることがあります。
ChatGPTのスケジュール機能は、ZapierやMakeなどの自動化サービス、独自システム、API連携などをすべて置き換えるものではありません。
それぞれ得意なことが違います。
その一方で、
「毎回ChatGPTを開いて同じ指示を入力する」
という程度の作業なら、かなり簡単に自動化できる可能性があります。
AIが作ったものは最後に人間が確認した方がいい
例えばブログ記事を自動生成する場合でも、そのまま無条件に公開するのはおすすめしません。
ChatGPTに、
- 情報収集
- テーマ候補の提案
- 構成作成
- 文章作成
- 情報整理
などを任せる。
そして最後に人間が、
- 内容は正しいか
- 情報が古くないか
- 自分の考えとズレていないか
- 表現がおかしくないか
- 公開して問題ない内容か
を確認する。
「AIに全部任せる」より、「面倒な前工程をAIに進めてもらい、人間は判断する」という使い方の方が現状は実用的だと思います。
ChatGPTの使い方が「質問」から「仕事を任せる」に変わってきた
ChatGPTを使い始めた頃は、基本的にこちらから質問する使い方が中心でした。
ChatGPTを開く。
質問を書く。
回答を待つ。
必要になったら、またChatGPTを開く。
でもスケジュール機能を使うと、この関係が少し変わります。
「今これをやって」だけではなく、「これから毎朝これをやって」が成立します。
一見すると小さな違いですが、仕事で考えるとかなり大きいです。
AIを検索や質問の代わりとして使うだけではなく、定期的な仕事を進める仕組みの一部として使えるからです。
まずは小さな定期作業から試すのがおすすめ
いきなり仕事全体を自動化しようと考える必要はありません。
まずは、
- 毎朝ニュースをまとめる
- 毎週アイデアを出す
- 毎月確認することをリマインドする
くらいから始めれば十分です。
使ってみて、
もう少し条件を追加したい。
と思ったら、その条件をChatGPTに伝える。
時間を変えたければ変更する。
必要なくなったら止める。
このくらい気軽に使うのがいいと思います。
まとめ|「毎朝これやって」とChatGPTに頼める時代になった
ChatGPTのスケジュール機能は、単なるリマインダーとしても使えます。
でも、それだけでは少しもったいない機能です。
例えば、
- 毎朝の情報収集
- 毎週のニュース整理
- ブログやSNSのネタ探し
- 定期レポート
- サービス情報のチェック
- 仕事の振り返り
- リマインダー
など、かなり幅広く応用できます。
そして一番面白いのは、こうした仕組みを作るために必ずしもプログラムを書く必要がないことです。
「毎朝○時に、○○を調べて、重要なものだけまとめて。」
まずはこんな感じで、普段のチャットと同じように頼めばいい。
そこから、
「もう少し条件を追加して」
「時間を変更して」
「毎日じゃなくて毎週にして」
と調整していけばいいわけです。
普段の仕事を振り返って、「これ、毎回同じことをChatGPTに頼んでいるな」という作業があれば、スケジュール化できないか考えてみる価値はあります。
ChatGPTは「聞いたら答えるAI」だけではなく、「未来の仕事を先に頼んでおくAI」としても使えるようになってきています。

