Google広告「AI Max」への自動移行が9月1日から開始!何が変わる?勝手にAI化されるのか解説【2026年】
Google広告を運用している人は、今日から少し注意した方がいいです。
2026年9月1日から、Google広告の一部の検索キャンペーンで、
「AI Max」への自動移行
が始まりました。
Google公式によると、2026年9月1日~9月30日にかけて順次移行されます。
対象になるのは主に、従来の、
- キャンペーン単位の部分一致設定
- 自動生成アセット
を利用している検索キャンペーンです。
つまり、自分でAI MaxをONにした覚えがなくても、条件に該当する検索キャンペーンでは9月中に設定が変わる可能性があります。
最近Google広告の管理画面を開くと、やたらと「AI Max」という言葉が出てきます。
でも、
AI Maxって結局何?
とか、
今まで設定したキーワードが全部AI任せになるの?
とか、
勝手に別のページへ広告を飛ばされるの?
と思っている人もいるかもしれません。
今回は2026年9月1日時点のGoogle公式情報をもとに、AI Maxへの自動移行で何が変わるのか。
そして、小規模なGoogle広告を運用している場合に何を確認しておけばいいのかを整理してみます。
- そもそもGoogle広告の「AI Max」とは?
- AI Maxの主な3つの機能
- ① 検索語句のマッチング
- キーワードがなくなるわけではない
- ② テキストのカスタマイズ
- ③ 最終ページURLの拡張
- 例えばどういうこと?
- URL除外も設定できる
- では2026年9月1日から何が自動移行される?
- 部分一致設定を使っていたキャンペーンはどうなる?
- 自動生成アセットを使っていた場合は?
- 最終ページURL拡張が勝手にONになるわけではない
- AI MaxはOFFにできる?
- 新しい検索キャンペーンではAI Maxが標準ON
- 「Google広告が全部AIになる」と考えるのは少し違う
- 部分一致=危険という時代でもなくなってきた
- ただし小規模広告はAIへ丸投げしすぎない方がいいと思う
- 地域限定ビジネスでは特に慎重に見る
- AI MaxをONにすれば勝手に売上が増えるわけではない
- むしろ「サイトの中身」がさらに重要になる
- 曖昧なホームページはAI広告でも不利になるかもしれない
- 広告運用者は「AIを操作する人」になっていく
- ちなみにDSAは9月に終了しない
- AI Max移行スケジュールを整理すると
- では今すぐAI MaxをONにした方がいい?
- AI Maxを試すなら最低限ここを見る
- 特にコンバージョン設定は確認した方がいい
- Googleの推奨設定を全部ONにする必要もない
- 小額広告なら「狭く始めて広げる」でもいい
- 今Google広告を出しているなら一度設定を確認しよう
- まとめ|9月からGoogle検索広告の「AI標準化」が本格的に始まる
そもそもGoogle広告の「AI Max」とは?
AI Maxは、検索キャンペーンに追加されたAI機能群です。
新しい広告キャンペーンの種類というより、通常の検索キャンペーンをAIで拡張する機能と考えると分かりやすいです。
Google公式では主に、
- 検索語句とのマッチング
- 広告文の最適化
- リンク先ページの最適化
などをAIで広げられる仕組みとして提供されています。
今まで広告運用者が細かく設定していた「誰に・何を見せて・どのページへ送るか」の一部を、Google AIが判断する仕組みです。
AI Maxの主な3つの機能
AI Maxを理解するなら、まずこの3つを知っておけば十分だと思います。
① 検索語句のマッチング
② テキストのカスタマイズ
③ 最終ページURLの拡張
① 検索語句のマッチング
従来のGoogle検索広告では、
キーワード
を登録して、それに関連する検索に広告を表示するのが基本でした。
例えば、
ゴルフ レッスン
というキーワードを登録しておく。
すると、それに関連する検索をした人へ広告が表示されます。
AI Maxの検索語句マッチングでは、登録キーワードだけでなく、
- 広告文
- ランディングページ
- サイト内の情報
- 検索意図
なども利用しながら、Google AIがより広い検索需要を探します。
キーワードだけで広告配信先を決める時代から、サイトや広告全体をAIが理解して配信先を探す方向へ進んでいるわけです。
キーワードがなくなるわけではない
ここはかなり誤解しやすいところです。
AI Maxになったからといって、
Google検索広告からキーワードがなくなる。
というわけではありません。
従来の検索キーワードは引き続き利用できます。
その上でAI Maxが、キーワードだけでは拾えなかった検索まで配信機会を拡張するイメージです。
「キーワード広告から完全AI広告になる」というより、「キーワード+AIによる拡張」に近いです。
② テキストのカスタマイズ
AI Maxでは、広告文についてもGoogle AIが調整できます。
現在は「テキストのカスタマイズ」という名称になっています。
以前Google広告で使われていた、
自動生成アセット
に相当する機能です。
Googleが、
- 広告文
- ランディングページ
- 既存アセット
などを参考にしながら、ユーザーの検索内容に合う広告文を生成・調整します。
③ 最終ページURLの拡張
個人的に、AI Maxで一番確認しておいた方がいいと思うのがこれです。
最終ページURLの拡張
です。
通常の検索広告なら、〇〇.com
というページを広告のリンク先に指定したら、基本的にはそこへユーザーを送ります。
でも最終ページURLの拡張を有効にすると、Google AIが、
この検索なら別のページの方がユーザーに合っている。
と判断した場合、同じドメイン内の別ページへユーザーを送ることがあります。
意図していないページに広告ユーザーが流れる可能性があるため、サイト構成によっては要チェックです。
例えばどういうこと?
例えば会社のWebサイトに、
- トップページ
- 商品A
- 商品B
- 採用情報
- 会社案内
- ブログ
があったとします。
広告のリンク先として商品Aを設定していても、AI Maxの最終ページURL拡張を利用すると、検索内容によって別の商品ページなどが選択される可能性があります。
これはうまく使えば便利です。
でも、
- 広告に使いたくないページ
- 問い合わせにつながりにくいページ
- 古い情報のページ
- 採用ページ
- キャンペーン対象外ページ
などへ送られたくない場合もあります。
URL除外も設定できる
だからAI MaxにはURL除外があります。
Googleに自由にリンク先を選ばせながら、
このページだけは広告のリンク先として使わないで。
という設定ができます。
例えば、
採用ページ → 除外
ブログ → 除外
プライバシーポリシー → 除外
会社案内 → 除外
商品・サービスページ → 対象
という運用も可能です。
AIを使うなら、全部自由に任せるのではなく、人間側が「行ってはいけない場所」を指定するという考え方が重要になってきます。
では2026年9月1日から何が自動移行される?
ここから今回の本題です。
Googleは2026年9月1日~30日にかけて、特定の従来設定を利用している検索キャンペーンをAI Maxへ順次移行します。
対象となる主な設定は、
キャンペーン単位の部分一致設定
従来の自動生成アセット
です。
部分一致設定を使っていたキャンペーンはどうなる?
Google公式によると、キャンペーン単位の部分一致設定を利用していた場合は、AI Maxへ移行後、
検索語句のマッチング:ON
テキストのカスタマイズ:OFF
最終ページURL拡張:OFF
が基本設定になります。
つまり、
AI Maxになった瞬間、広告文もリンク先も全部Googleが勝手に変更する。
というわけではありません。
従来設定に近い状態を維持しながらAI Maxへ移行されます。
自動生成アセットを使っていた場合は?
一方、従来の自動生成アセットを利用していた検索キャンペーンでは、Google公式によると、
検索語句のマッチング:ON
テキストのカスタマイズ:ON
最終ページURL拡張:OFF
となります。
つまり従来使っていた自動生成アセットは、AI Max内のテキストのカスタマイズとして引き継がれる形です。
最終ページURL拡張が勝手にONになるわけではない
これは安心材料です。
今回の9月の自動移行で、従来の部分一致設定や自動生成アセットからAI Maxへ移行する場合、Google公式では、
最終ページURL拡張はOFF
とされています。
9月の自動移行だけを理由に、突然Googleが好きなページへ広告を飛ばし始めるわけではありません。
ただし、自分でAI Maxを有効化するときには最終ページURL拡張が有効になる設定が提示されるため、内容を確認してから保存した方がいいでしょう。
AI MaxはOFFにできる?
できます。
Google広告公式ヘルプには、AI Maxを無効化する手順も用意されています。
キャンペーン設定からAI Maxを開き、AI Maxの各設定をOFFにできます。
「AI Maxへ移行されたら二度と元に戻せない」という仕組みではありません。
また、AI Max全体を利用しながら一部機能だけ調整することもできます。
例えば、
- 検索語句マッチングは利用
- テキスト生成はOFF
- 最終ページURL拡張はOFF
といった運用も可能です。
新しい検索キャンペーンではAI Maxが標準ON
さらに現在、新しく検索キャンペーンを作成すると、AI Maxを利用する設定がデフォルトで選択されています。
つまりGoogle広告としては、今後、
検索広告+AI Max
を標準形にしていく方向です。
Google広告を今まで通り完全手動で使いたい場合は、新規キャンペーン作成時のAI Max設定をきちんと確認した方がいいです。
「Google広告が全部AIになる」と考えるのは少し違う
AI Maxという名前だけを見ると、
Googleが全部勝手にやる広告になるのでは?
と思うかもしれません。
でも現状はそこまで単純ではありません。
AI Maxでも、
- キーワード
- 除外キーワード
- 地域
- ブランド設定
- URL除外
- 広告文
- ランディングページ
など、人間側でコントロールできる部分は残っています。
むしろ今後重要になるのは、
「AIを使うか使わないか」より、「AIにどこまで任せて、どこを人間が制御するか」だと思います。
部分一致=危険という時代でもなくなってきた
昔のGoogle広告では、部分一致を使うと、
関係ない検索まで大量に広告が出る。
というイメージがありました。
そのため、
- 完全一致
- フレーズ一致
を中心に細かくキーワードを管理する運用が一般的でした。
でもGoogleは現在、検索語句そのものだけでなく、
- ユーザーの検索意図
- ランディングページ
- 広告
- コンバージョンデータ
など多数のシグナルを利用しています。
そのため、昔と現在では「部分一致」の意味もかなり変わっています。
ただし小規模広告はAIへ丸投げしすぎない方がいいと思う
ここは実際に広告を運用する立場として気になるところです。
GoogleはAI Maxについて、より多くのコンバージョン機会を見つけられると説明しています。
それ自体は悪いことではありません。
でも、例えば、
1日1,500円
くらいの広告予算しかないキャンペーンだったらどうでしょう。
月にすると約4万5,000円です。
その限られた予算の中でAIが学習する必要があります。
広告予算が小さいほど、「とりあえず全部AIに広げて学習させる」が必ずしも最適とは限りません。
地域限定ビジネスでは特に慎重に見る
例えば商圏が限られている、
- 店舗
- 教室
- クリニック
- 工務店
- 自動車関連
- 地域サービス
など。
全国から大量のコンバージョンデータを取得できるECサイトとは条件が違います。
商圏が狭く、広告予算も限られている場合は、
地域を絞る
不要な検索語句を除外する
広告のリンク先を確認する
AIの拡張範囲を確認する
という基本的な作業が、むしろ重要になると思います。
AI MaxをONにすれば勝手に売上が増えるわけではない
Google広告の管理画面には、
AIを活用してコンバージョンを増やしましょう。
という提案が多く表示されます。
ただし、ここは少し冷静に見た方がいいです。
GoogleのAIができるのは、基本的には、
与えられた情報の中から成果が出そうな配信方法を探すこと
です。
そもそも、
- 商品に魅力がない
- ランディングページが弱い
- 問い合わせ導線が悪い
- 価格が競合と合っていない
- コンバージョン計測がおかしい
という状態なら、AI MaxだけONにしても問題は解決しません。
むしろ「サイトの中身」がさらに重要になる
AI Maxを見ると、今後のGoogle広告でかなり重要になるのがWebサイトです。
AI Maxは、広告文だけではなくランディングページの情報も利用します。
つまりGoogle AIに、
この会社は何を売っていて、誰向けのサービスなのか。
を正しく理解してもらう必要があります。
広告運用とWebサイト制作が、今まで以上に切り離せなくなっていくと思います。
曖昧なホームページはAI広告でも不利になるかもしれない
例えばトップページを見ても、
- 何の会社なのか分からない
- サービス内容が曖昧
- ターゲットが分からない
- 料金が分からない
- ページごとのテーマが混在している
というサイト。
人間にとって分かりにくいだけでなく、AIにとっても理解しづらい可能性があります。
逆に、
サービスAのページ
サービスBのページ
料金ページ
事例ページ
のように役割が整理されていれば、Google側も内容を把握しやすくなります。
広告運用者は「AIを操作する人」になっていく
これからのGoogle広告では、
キーワードを100個登録する。
入札価格を毎日調整する。
という作業はどんどん減っていくと思います。
代わりに必要になるのが、
- 正しいコンバージョンを設定する
- AIに正しいデータを渡す
- 不要な範囲を除外する
- 広告文やページを整える
- 結果を見てAIの範囲を調整する
という仕事です。
自分で全部配信設定する人から、AIが正しく動く環境を作る人へ。
Google広告運用者の役割も変わってきています。
ちなみにDSAは9月に終了しない
ここも情報が混在しているので注意してください。
2026年4月のGoogle発表では、DSA(動的検索広告)も2026年9月からAI Maxへ移行する予定でした。
しかし、その後Googleはスケジュールを変更しました。
DSAの自動移行は2027年2月へ延期されています。
Google Ads Developer Blogでは、2026年6月11日に正式に延期が発表されています。
さらにDSAの新規作成機能も2026年6月15日から一旦復活しました。
AI Max移行スケジュールを整理すると
2026年9月1日時点では、ざっくり次の流れです。
| 時期 | 変更内容 |
|---|---|
| 2026年8月3日 | 従来のキャンペーン単位部分一致・自動生成アセットの新規作成を停止 |
| 2026年9月1日~30日 | 対象キャンペーンをAI Maxへ順次自動移行 |
| 2026年9月~ | DSA利用者へ移行案内 |
| 2027年1月 | DSA新規作成終了予定 |
| 2027年2月 | 残っているDSAをAI Max等へ自動移行 |
では今すぐAI MaxをONにした方がいい?
個人的には、
全キャンペーンで一斉にON。
ではなく、まずテストでいいと思います。
Google自身もAI Max用のキャンペーンテスト機能を用意しています。
これを利用すると、
従来設定
VS
AI Max
という形でパフォーマンスを比較できます。
特に既存キャンペーンが安定しているなら、いきなり全部変更する必要はないでしょう。
AI Maxを試すなら最低限ここを見る
AI Maxを試す場合、個人的には最低限、次の部分は確認したいです。
① 検索語句
② コンバージョン
③ CPA
④ 実際に表示された広告
⑤ リンク先URL
「クリックが増えた」で判断しないことです。
広告の目的が問い合わせなら、重要なのはクリック数ではなく問い合わせです。
特にコンバージョン設定は確認した方がいい
AI広告で一番怖いのは、AIそのものより、
間違ったコンバージョンをAIに学習させること
だと思います。
例えば本当は問い合わせが欲しいのに、
- ページ閲覧
- 電話番号タップ
- ボタンタップ
などを全部主要コンバージョンとして学習させる。
するとAIは、
問い合わせを増やす。
のではなく、
ボタンを押しそうな人を増やす。
方向へ最適化する可能性があります。
AIが賢くなるほど、何を「成果」と教えるかが重要になります。
Googleの推奨設定を全部ONにする必要もない
Google広告を触っていると、最適化案で、
- 部分一致にしましょう
- AI Maxを利用しましょう
- 予算を増やしましょう
- 自動生成を利用しましょう
といった提案が表示されます。
もちろん有効な提案もあります。
でも、
Googleのおすすめ=その会社にとって必ず最適、ではありません。
Googleは広告プラットフォーム。
こちらは広告主です。
立場が完全に同じではありません。
最終的には自分の広告費に対して、問い合わせや売上が増えたのかで判断するべきです。
小額広告なら「狭く始めて広げる」でもいい
予算が潤沢ならAIに広い範囲を学習させる方法もあります。
でも小規模事業者の広告なら、
地域を絞る
↓
重要キーワードから始める
↓
コンバージョンデータを貯める
↓
AI Maxで少し広げる
というやり方でもいいと思います。
最初から全部自動化する必要はありません。
今Google広告を出しているなら一度設定を確認しよう
今日2026年9月1日から自動移行が始まります。
ただし9月1日にすべてのキャンペーンが一斉に切り替わるわけではありません。
Google公式では、9月1日~9月30日にかけて順次移行するとしています。
そのため今月はGoogle広告管理画面を開いたときに、
- AI MaxがONになっていないか
- 検索語句マッチングの状態
- テキストカスタマイズの状態
- 最終ページURL拡張の状態
を一度確認しておくといいでしょう。
まとめ|9月からGoogle検索広告の「AI標準化」が本格的に始まる
2026年9月1日から、Google検索広告のAI Maxへの自動移行が始まりました。
今回対象となるのは主に、
キャンペーン単位の部分一致設定
従来の自動生成アセット
を利用している検索キャンペーンです。
一方、DSAの自動移行は延期され、2027年2月からの予定になっています。
そして今回の自動移行によって、いきなり、
広告文もリンク先も全部AI任せになるわけではありません。
従来設定をできるだけ維持する形でAI Maxへ移行されます。
AI Max自体もOFFにしたり、機能ごとに調整したりできます。
ただ、大きな流れとしては明確です。
Google検索広告は「人が細かく設定する広告」から「AIを人がコントロールする広告」へ変わり始めています。
この変化は止まらないと思います。
だからこそ重要なのは、AIを拒否することでも、全部AIに丸投げすることでもありません。
AIに何を任せるのか。
何を任せないのか。
そして何を成果として学習させるのか。
ここを人間側で決めることです。
AI Max時代のGoogle広告では、細かな入札作業よりも「正しい目標・正しいサイト・正しいデータをAIに渡すこと」の方が重要になっていくのかもしれません。
Google検索広告を運用しているなら、まず今月一度、自分のキャンペーンのAI Max設定を確認しておくことをおすすめします。
※本記事は2026年9月1日時点のGoogle Ads公式情報をもとに作成しています。Google広告の機能・管理画面・移行スケジュールは今後変更される可能性があります。実際のアカウントではGoogle広告管理画面の最新表示をご確認ください。


